神輿  

江戸時代中期の正徳元年(1711)、盛岡の大工・柴田清蔵が鏑八幡神社の立て直しに際して製作したもので、毎年秋に開催される「土沢祭り」(市指定無形民俗文化財)は、このことを祝って始まったと伝えられている。

 

 

鏑矢  

製鉄の平根桜透という形式で、銘文から平安時代の越前の鍛治職が関係すると考えられる。神社の由緒に、前九年の役で、戦勝祈願した源頼義・義家親子が勝利を報告して十二本の鏑矢を奉納したとあり、その一部とも伝えられている。この地域の古名「十二鏑」はこれに因むものである。

 

 

刀剣  

鎌倉時代末期から江戸時代中期までの刀剣類で神社に奉納された脇差2振、太刀・薙刀・槍各1振がある。